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大規模SQLインジェクション攻撃「LizaMoon攻撃」

どうもこんにちは。今日はちょっと授業のためにセキュリティ問題を調べたので、そのまとめがてら。

「Lizamoon攻撃」

みなさん、Lizamoon攻撃という名前を聞いたことがありますか? いやー私は恥ずかしながら知らなかったです。

被害内容

まずは大まかな被害の内容から。

  • 2011/3月末〜4月頭にかけて、約22万にも及ぶサイトへの改ざん被害があった
    • ソースはwebSenceのブログ
    • その中に、Apple社のiTunesのサイトも含まれていた。(実質的な被害はここからは起きていない(はず))
  • 改ざんされたサイトに行くと、lizamoon.comなどというホスト名の攻撃サイトに誘導される(これが攻撃名の由来)
  • 攻撃サイトでは、MicroSoft Security Essentialsに似た偽AVソフトがDLされ、クレジットカード情報の入力が促される

と言ったところですね。Web改ざん→偽AVソフトDL→クレカ情報GETというありそうな流れっちゃありそうな流れ。けど、たった2ヶ月前にこんな大事件が起こっていたとは…。もっとセキュリティニュースに敏感にならないとなーと思っている次第です。実際に攻撃サイトに誘導されてから偽AVソフトがDLされるまでの動画があるので興味があればぜひ。

 

技術的背景

どんなヤバい技術が使われたかと言えば、SQLインジェクションですねー。SQLインジェクション自体は2008年に爆発的に増えたあと、「こう対策しろ」っていう意見がたくさん出ているのにも関わらず、まだまだなくなる気配を見せてない攻撃。Web開発者へのコストや構築機関の問題で、実際に対策が難しいというのがある様子。


IPAさんからSQLの使い方についての指標があるので、参考にするといいかも。


今回狙われたのは、Windows SQL ServerASPを用いて構築されたWebページらしい。(けど、iTunesのサイトもそうなのか?と今更ながらに疑問w そう書いてあったけど、裏をとったわけではないのでわからない) うーん、こうやってDBがどんどん普通のWebページにも入り込んでいる中、SQLインジェクションはやっぱりちゃんと対策したいところですね…。もしこれからガンガンWebページを作って行くことになったとしても、配慮したい。自分が個人情報を扱っていなくても、こうやって偽アンチウイルスソフトのDLをさせて入力させちゃあ、結局見に来た人が不幸になってしまうし…。